サムライ(アランドロン) SAMOURAI(ALAIN DELON)

アラン・ドロンは、1935年にパリ郊外で生まれる。17歳のとき、海軍に入隊。帰国後、将来の方向性が定まらないまま、数々の職を転々として過ごす。ある日、知人にプロデューサーを紹介してもらい、1957年『女が事件にからむ時』で映画デビューを果たす。1979年映画界を引退後、親日家であったアランドロンは「サムライ」という名の香水を開発し、実業家として名を馳せる。当初は、アランドロンが尊敬する日本の名優、三船敏郎をイメ-ジして作られた男性用オードトワレであった。しかし発売後、予想に反して女性にも大変親しまれ、ユニセックスフレグランスとして人気が高まった。セミ・オリエンタルな香りをはじめ、江戸時代の礼服である裃(かみしも)を連想させるボトルデザインは、アランドロンがいかに日本の伝統に刺激を受けたかがわかる作品になっている。